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『パールのあるシーンVOL.1 』パール・エキスパートのアドバイス。「ニューノーマル」の毎日、静かにおしゃれを楽しめるパールの魅力を再認識して

Written by TOSHISHIGE Yukiko

パールのライトアップ効果、ご存知ですか?表情を明るく見せてくれるパールならではの必殺技。パールはどんなスタイルにも合うジュエリー。お祝いや悲しみの席だけのものではありません。

 


価値観の変更を余儀なくされるような事態からニューノーマルと言われる日々が続いています。そうした中でも私たちは美しいものに気持ちを癒やされ、愛でる気持ちを持つことに変わりはありません。人類の歴史と共に歩み、人に寄り添ってきた宝石、ジュエリーこそ、このような時には必要なものです。中でも控えめな輝きをもつパールは、静かなおしゃれを楽しめる最高のジュエリーです。

10年ほど前から、パールの装い方に変化が見られています。今では、仕事に向かう朝からパールネックレスをさりげなく着けたり、リラックスムードのカジュ アルなスタイルに合わせたり、という女性が増えました。そんな光景は、ひと昔前なら違和感を覚えたか もしれません。

何しろパールというものは、お祝いの席や思い切りドレスアップしたときの喜びや嬉しさを、あるいは悲しみの席に気持ちを表すジュエリーとして親しまれてきました。現代では、決してクラシックな印象をもたらすものではなく、むしろ自分のスタイルを表現するアイテムになってきています。社会のさまざまな場面で活躍する女性が増えて必需品になったというだけでなく、パールは洗練された時間を共に過ごすもの、という感覚なのです。

実際、パールはどんなスタイルにもしっくり合い、女性のジュエリーライフにとっては便利なものです。なぜなら、一般的なアコヤ真珠や白蝶真珠などは白くて色がなくシンプルなのでファッションに合わせやすいこと、輝きがひかえめでありながらも存在感があるからです。それにネックレスは顔の表情を明るく見せてくれるようです。言わばライトアップ効果が期待できるということでしょうか?女性にとっては、なんとも強い味方です。

『ブランドジュエリー』の読者の皆さんはかなりジュエリーに関心をお持ちのことと思います。 ですが、どこかに大事にしまいこんでいる真珠のネックレスなどはありませんか? 成人式の記念に購入したものや受け継がれたものなど、何となく持っているけれどほとんど着けたことがない、という方も多いと思います。 前述のように、ネックレスをはじめパールは特別の日のものというイメージを持つ人が大半ですから、ほとんどは奥深く、大切に保管されているよう です。こんなジュエリーを活用して、まずは上質 を日常に楽しむことをおすすめします。

この場合、久し振りに登場したジュエリーは点検 が必要です。留め金や引き輪などの機能に問題はないか、ネックレスであれば糸が緩んでいないか、 などを確認してください。ネックレスはクラスプ を外して吊り下げたときに真珠と真珠の間に糸が 見えるようであれば糸が緩んでいます。また、着けてみて素敵な長さでしょうか。

左はチョーカ(約40cm)、右はマチネ(約60cm)。
左はオペラ(約80cm)、右はロープ(約120cm)。

真珠のネックレスは、チョーカー(約40cm)、マチネ( 約60cm)、オペラ(約80cm)、ロ ー プ(約120cm)というように規格の長さで販売されることがほ とんどです。 この長さはひとつの基準であって、身長、体型や 襟あきの好みなどによって似合う長さは人それぞれですし、しっくりしない長さは逆効果というもの。 美しく見えるあなただけのこだわりの長さを見つ けることが重要です。購入の際は、もう少し長く、 もう少し短い方が、というリクエストを遠慮なくし てください。また、手持ちのネックレスも長さの調整は可能です。ネックレスは糸で繋げているものなので、長さの調整は比較的容易ですが、首元と胸の中心のパールサイズを少し変えて、美しく首に沿うようにしているので、お店にとっては実は、面倒なことです。こうした要望に気持ちよく応えるお店は安心、ということは覚えておいてください。

どの世代にも優しく寄り添うパールは、装えば、それだけ思い出という付加価値を伴って受け継がれていくものと思います。今、女性たちにはパールと共に心地よさを感じるゆとりの時間も大切なのではないでしょうか。


利重 由紀子 (Toshishige Yukiko)
株式会社ミキモト入社。1989年広報課新設時に広報課長。1994年消費者と 企業のパイプ役、日本ヒーブ協議会会長。この経験から業界初のお客様相談 窓口設置に関わる。その後、広報宣伝部長、商品開発部長。現在フリーランスとして執筆活動をはじめ、ジュエリーに関わるさまざまな業務に従事している。

トップ画像のパール『ブランドジュエリー特別編集 PEARL』より。


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