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宝飾史研究家 山口遼氏企画「五人の会 ファイブヴァーチュオーシ」展、ウエダジュエラー帝国ホテル店で開催 2020年10月2日(金)〜4日(日)

Written by WATANABE Ikuko

宝飾史研究家 山口遼氏の企画による日本のジュエリー作家5名の名品を紹介する作品展。


ウエダジュエラー帝国ホテル店 TEL 03-3503-2587
東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルアーケード
10月2日(金)・3日(土)・4日(日) 11:00〜18:00

「ヴァーチュオーシ」とは英語で名人という意味。この展覧会を企画した山口遼氏はジュエリーが好きな人であれば知らない人はいないほど有名な日本を代表する宝飾史研究家で、ジュエリーに関する著書や翻訳本を多数の出版社から出されています。雑誌『ブランドジュエリー』でも山口氏の連載は多くの読者の心を掴んでいます。長年にわたりジュエリーの最前線で活躍し、無数の宝石、多様なジュエリーを企画し扱い、さらに世界中の美術館を周り高めた鑑識眼は、身につけて、眺めて、触れて楽しく、しかも末長く愛用できる確かな品質のジュエリーを一目で選り分けます。「五人の会 ファイブヴァーチュオーシ」展は、雑誌の連載「山口遼のリコメンド」でも紹介した作家5名の作品を展示、読者には実物を見られる絶好の機会です。ちなみに、10月2日(金)は山口氏も店頭にいらっしゃるとのこと。運が良ければ、お話できるかもしれません。

5人の作家を紹介しましょう。
まずは女性の職人でデザイナーの秋場けい子さん。ミキモト装身具の勤務を経て独立後、自身のジュエリーの制作を始めました。作品の特徴は、ソフトワックスを用いて自然のモチーフを柔らかに表現したもの。日本の女性に似合う小ぶりでつけやすいものを手掛けています。

秋場けい子(AKIBA Keiko)「どんぐり」ブローチ¥495,000(税込)

首藤 治さんは黄綬褒章をはじめ受賞歴多数の卓越した技術を持つ作家。ジュエリーの制作技術全般に卓越し、エナメル技法なども加えて制作するジュエリーは繊細で優美なデザインと作りが特徴的です。温かみがあり、少しユーモアもある作風は、首藤さんの穏やかな人柄を表しています。

首藤 治(SHUDO Osamu)「Pig」リング¥429,000(税込)

塩島俊彦さんは日本で象嵌を学んだ後、イギリスでピクウェの再現に挑戦し、1985年、100年ぶりにピクウェ技法の復活に成功しました。べっ甲、象牙、真珠、母貝などにピクウェを施したり、パート・ド・ヴェールなど高度な技術を駆使して、緻密で芸術的なジュエリーを発表しています。

塩島俊彦(SHIOJIMA Toshihiko)「ハチ」ブローチ¥660,000(税込)

村松 司さんは日本では珍しかったエナメルを本格的なジュエリーに取り込んだことで知られる作家です。エナメルアクセサリーとは一線を画する、ファインジュエリーを手がけています。プリカジュールやパート・ド・ヴェールなどの技術も用いて、繊細で多彩な作品を作り上げています。自然界の生命力がみなぎる作風は、小ぶりなものでも強い存在感を放っています。

村松 司(MURAMATSU Tsukasa)「イチョウ」ブローチ¥1,045,000(税込)

長井豊さんは異色の経歴の持ち主。日本で宝飾の基礎を習得後、イタリアに渡りローマ国立アカデミアで修学、各工房で伝統技術を研修し、自分の工房をローマにオープン。ローマ金銀細工師協会より最優秀賞オラフォとして認められた一流の技は大胆さと繊細さが共存するジュエリーを生み出します。イタリア仕込みの技と発想、日本人の細やかさが溶け込んだ独特の作品です。

長井 豊(NAGAI Yutaka)「アポロとダフネ」ペンダント¥1,375,000(税込)*チェーン別売


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