建築をみる2020 東京モダン生活(ライフ):東京都コレクションにみる1930年代

1930年代、朝香宮邸が生まれた時代、東京でモダンライフが始まった


1930年代の東京は、1923年の関東大震災によって江戸・明治の面影を失い、「帝国復興」の掛け声のもと近代都市としての新しいスタートを切った。華々しい震災復興記念祭とともに幕を開け、ガラスと鉄筋コンクリートの近代的な建築が次々に建設され、1927年には上野〜新橋間で日本初の地下鉄が開通した。銀座には最新の西洋のファッションを身につけたモガ・モボが闊歩した。

同じ頃、海を越えたパリ、ロンドン、ニューヨークなどの欧米の都市では、1910年頃から始まった幾何学的、直線的なデザインを特徴とした装飾芸術・アール・デコ様式が大流行し、建築、家具、美術、ファッションなど生活のあらゆるところで見ることができた。

東京都庭園美術館本館は、1933年、朝香宮邸として竣工し、国内では数少ない当時のアール・デコ様式をそのまま残す場所である。朝香宮家は1906年に創立した宮家で、朝香宮夫妻はアール・デコ全盛期のフランスに滞在し、その様式美に魅せられたことから、帰国後、自邸の建設にあたり、アール・デコを積極的に取り入れた。

「建築をみる2020 東京モダン生活(ライフ):東京都コレクションにみる1930年代」展は、年に一度建物自体の魅力を紹介する展覧会だ。毎年異なるテーマを設けて開催されているが、今回は、この邸宅が建築された1930年代の東京を焦点に当てて構成されている。

美術館の入口は、1930年代の朝香宮の豪奢でモダンなライフスタイルへタイムスリップする境界だ。時空の旅を楽しめる展覧会でもある。

お知らせ
*展覧会は、コロナウイルス感染症拡大予防の観点から現在、休止しています。(2020.4.30)当美術館のホームページでご確認ください。

東京都庭園美術館

東京都庭園美術館
東京都港区白金台5-21-9
TEL 03-3443-0201


IMAGES

STORY
ジュエリーブランドの様々な情報を発信

シィオ・フェネル、ロックなデザイナー

シィオ・フェネル、ロックなデザイナー

ロックスピリットとクラシックテイストの間を彷徨う

カハラリ砂漠で採掘された342ctのダイヤモンド原石

MAGNIFICENT JEWELRY

342ctのダイヤモンド原石「クイーン・オブ・カラハリ」。ショパールのサヴォアフェールが創造した傑作

プロが教える、オークションの世界 VOL.1

プロが教える、オークションの世界 VOL.1

ネットオークションとライブオークション、国際オークションとローカルオークションの違い