FEATURE

Women with Big Visions
カレン・ストーン・タルワー ジュエリーシーンを取り込む、トラベルプランナーのプライベートコレクション

ジュエリーに情熱を傾ける人たち。彼らは旅行が好きで、特別なイベントを心待ちにしています、それも誰も知らない穴場のような場所を。


Adventures in Artでは、旅行者必見のアトラクションの行列に並ぶ代わりに、小グループツアーでも、あっという間にハイジュエリーシーンから、プロやキュレーターとの出会いの場などをセッティングするサービスを提供しています。テーマに沿ってさまざまな旅行を企画。たとえば、マスターピースロンドンやパリのクチュールウィーク巡りなども含まれます。最高クラスのホテルに宿泊、高級レストランでの食事、ジュエリーコレクターの家へプライベートに訪問などオールマイティのこのツアーは、Adventures in Artの創設者カレン・ストーン・タルワーによって運営されています。

Adventures in Artの大ファンの1人、チヅコさんは、「今年初めにインドに行きました。Adventures in Artは何度か利用していますが、今回の旅は特別なものになりました。インドはとてもエキゾチックで多様さに富んだ国。それに現代のインド芸術やジュエリー、カルチャーにおけるその道のプロたちが同行してくれるなんて最高です。カレンのレベルの高い旅行経験があるからこそ、私たちも安心して任せられるんです」と語っています。

Interview

Q1. ジュエリーという仕事に情熱を燃やす理由を教えてください。

A. 幼少期に、母のジュエリーで遊ぶのが大好きだったの。毎年クリスマスに、父は私たち姉妹に小さいジュエリーを買ってくれました。それがきっかけだと思います。

Q2. ジュエリー界に入ったきっかけは?

A. クリスティーズやサザビーズの旅行体験プログラムで働いていた時、ジュエリー分野はいつも完売していたことから。

Q3. ジュエリーでキャリアを積むため、今より若い自分にアドバイスをするとしたら?

A. 読書、勉強、そして観察すること。できるだけ多くのオークションに出向き、模造品を見たり、ジュエリー展示に関する講義や美術館に足を運ぶこと。また、世界の見本市、たとえばマスターピースロンドンなどに足を運ぶことかしらね。

Q4. あなたはジュエリーに関してどんなタイプの人?

A. 私は時計、イヤリング、指輪など、いつでもジュエリーを身に着けています。ブレスレットは、インドにいた頃から身に着けるようになりました。本物のレディは常にバングルを着けているものよ。それと私はイエローゴールドよりもホワイトゴールドを着けることが多いわね。コスチュームジュエリーのネックレスも好きよ。

Q5. あなたにとって絶対外せないジュエリーは?

A. 若い頃、祖母がくれた20ドルのゴールドコイン。これがあったからこそ成長することができたし、祖母がいつもそばにいてくれるような感じ。そして、私のルーツがイタリアであることを実感できます。

Q6. ビジネスを立ち上げたのはいつですか? 難しかったですか?

A. Adventures in Artは、2012年に起業しました。誰もが1回目のツアーはどこにするのか尋ねてきました。慎重に考え、リサーチも進めた結果、ニューヨークの「JAR展」を思いついたの。私は30年以上もニューヨークに住んでいたので土地勘はあるし、ちょうどJARがメトロポリタン美術館で展覧会を開催するというタイミングだったので、これはすばらしい旅になると思いました。案の定、ツアーは完売したわ。

Q7. ビジネスモデルがありますか? それとも自分の直感?

A. 直感ね。人気のあるものは何か、1人では達成できそうにない体験を提供できるかについて、まずはいろいろな人に相談します。

Q8. あなたのビジネスのコンセプトを一言でいうと?

A. 思い出になるツアーを創り上げること。

Q9. ビジネスを成長させるにはどうしたら良いと思いますか?

A. 世界を旅して、新しい人たちとの出会い、月間のニュースレターの発行、アートイベントとのネットワークの構築、さらに自分の知識が最新であることを確認することかしらね。

Q10. SNS革命におけるあなたのビジネスへの影響は?

A. 絶大よ。私はいつもLinkedInとFacebookはチェックしているわ。

Q11. ジュエリーとの関わり合いの中で一番の思い出は?

A. ロレンツ・バウマー(Lorenz Baumer)が、私がイメージしていたシルバーリングをロッククリスタルとダイヤモンドで作ってくれたこと。毎日はめています。

Q12. ジュエリーを選ぼうとしている女性にアドバイスをお願いします。

A. 勉強とリサーチを重ねれば買うべきものがわかり、最高のものを手に入れることができるようになります。そして品質もわかるようになります。

Q13. 現時点であなたのビジョンは?

A. 旅行分野は成長していくと思います、特に1つのことに焦点をあてたものが。現在、旅行や世界中を旅するプライベートジェットを提供する美術館があります。でもまだジュエリー旅行を提案している組織は聞いたことがありません。

Q14. 好きなジュエリーデザイナー、またはブランドは?

A. ヘメル、JAR、ヴィレン・バガート、ロレンツァ・バウマー、ジェム・パレス、ロイヤル・ジェム&アーツ、ヴェルニエ、コーラ・シバーニ、ウォレス・チャン。

Q15. もし特別なジュエリーを1点買えるとしたら、何を選びますか? それを選んだ理由は?

A. ファラフ・ディーバ(イラン、パーレビ国王の妻)の王冠。ヴァンクリーフ&アーペルの王冠の傑作の1つで、イラン革命以来、イランの国外に出たことがないの。できることならファラフ・ディーバのジュエリー展を世界規模でやりたいわ。

Q16. あなたにとってジュエリーのない世界とは?

A. ファッションメッセージのない世界。たとえば、インドの地方の少女たちならバングルを、西洋の女性なら、婚約または結婚指輪を身に着けるように、ジュエリーは個人のメッセージを表すものだと思います。


IMAGES

(クレジット)
Olivier Dupon
21st century tastemaker and author of Fine Jewelry Couture(2016), SHOE(2015),Encore! The New Artisans(2015),Floral Contemporary(2014), The New Pâtissiers(2013),The New Jewelers(2012) and The New Artisans(2011), all published by Thames & Hudson.

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