ダイヤモンド生産者協会、再出発をはかり改名

「NATURAL DIAMOND COUNCIL」、天然ダイヤモンド産業のサポートに乗り出す


世界のラグジュアリーブランドにとっても新型コロナウイルスの影響は多大だ。「新しい日常」によって生まれる新しい価値観に対応し、顧客を呼び戻すために、企業も団体も大急ぎで対策を乗り出している。

2020年6月、世界の大手ダイヤモンド採掘会社7社を主要メンバーとするダイヤモンド生産者協会(Diamond Producers Association)が、「NATURAL DIAMOND COUNCIL」に改名した。主要メンバーとは、ALROSA、De Beers Group、Dominion Diamond Mines、 Lucara Diamond Corp、RZ Murowa、Petra Diamonds、 Rio Tinto。ダイヤモンドの仕入れに携わったことがある人であれば、聞いたことのある名前もあるだろう。この7社の生産総量は、世界に流通するダイヤモンドの75%を占めていると言われる。

名称を新たにするとともに、NATURAL DIAMOND COUNCILはプロモーションのみならず、デジタルプラットフォームを通じて情報発信を開始した。その活動の目的は、天然ダイヤモンドの多面的な世界を広め、業界のトレンドや多様なニュースをシェアすることにより、天然ダイヤモンドの存在を確立する。さらには天然ダイヤモンド業界全体が生み出す社会貢献を広く伝えていく、など。これまで、“Real is Rare, Real is a Diamond(本物は貴重。本物はダイヤモンド)”をスローガンに展開していたが、今後は“Only Natural Diamonds(天然ダイヤモンドのみ)” として、一般消費者に向けたコミュニケーションを強化していく。

早速、NATURAL DIAMOND COUNCILのウェブサイトを見てみた。業界のベテラン編集者による特集記事や、ジュエリー業界のイノベーターの情報など様々なコンテンツが公開されている。「#Epic Diamonds」、「#Hollywood & Pop Culture」、「#Love & Diamonds」、「#Style & Innovation」、「#Diamonds 101」、「#Inside the Diamond World」をキーワードに天然ダイヤモンドにまつわるあらゆる情報を提供している。

今回の名称改変にあたり、NATURAL DIAMOND COUNCIL の CEOデビッド・ケリー(David Kellie)は次のように述べている。「昨今の経済情勢は、ラグジュアリー業界において前例のない挑戦を強いられています。しかし情勢が改善されれば、天然ダイヤモンドはこれまで以上に大きな価値を持つことになるでしょう。友人や大切な誰かのために購入するラグジュアリーアイテムであるからこそ、消費者はすべての天然素材により大きな価値と敬意を見出し、真にサステナビリティを重要視しているブランドを求めるようになるのです。さらに我々は、これまでとは違った方法で若い世代にもその価値を伝えていく必要があります。そのために数多くのパートナーが、 これから創り上げていく天然ダイヤモンドの新しい世界に貢献してくれることを大変喜ばしく思っています」

NATURAL DIAMOND COUNCIL CEOデビッド・ケリー(David Kellie)


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